2023年10月29日初版発行。福本明　吉原睦著。近世に遊山の地として全国的にも知られた門前町「由加」の様相を数々の道中記を通して紹介。往時の参詣道を記したルート地図や由加の多彩な文化財も掲載。

2023年10月29日初版発行。木下浩 松村紀明著。ワクチンとなる牛痘種痘の開発・普及により成し遂げられた天然痘の撲滅。岡山県に関わる牛痘種痘の歴史と携わった先人たちの記録をまとめた一冊。

人類は太古より石そのものを神として祀る習慣があり、そこに暮らす人々の歴史や民俗との結び付きがうかがえる。石鳥居、狛犬、石垣、道しるべなど、井原の石造物を解りやすく紹介。道ばたにある名もなき石造にも興味を持ってもらいたい。

伝説はあくまでも伝説であり、史実ではない。とは言うものの、吉備路には伝説に登場する史跡や謂れ、因縁が残っている。６つの温羅伝説を現代文に分りやすくした意訳。

開館50周年迎える茅葺き屋根の岡山民俗館は築150年。本書は当館収蔵品の中から100選に絞り紹介。

江戸時代以来の町並みを今に伝える倉敷美観地区について,今日までの歴史と、そこに暮らしてきた庶民の民俗（年中行事）を概観した。

備中売薬の誕生から今日までをまとめた通史。かつて、備中地方では犀角湯、たこ薬を中心に多くの薬が製造されていた。売子は西日本を中心に配置売薬していた。

歴史と自然の宝庫である鏡野町をまとめた１冊。伝説を訪ね歩き、昔と今の鏡野町を知る。

時は昭和初期、舞台は旧上道郡沖新田付近。著者の少年期の遊び、道具、行事などを、いろは順に綴った思い出事典。温かみある挿絵も楽しい！

干支の動物が主人公、子どもたちに読んだり聞かせることにより知恵を学び自然を慈しむ。口承文芸は大切なもの。

岡山で古くから行われている正月を迎えるための準備、正月行事、儀礼をまとめた書。

人が生まれて死ぬまでの一生に行う儀礼「通過儀礼」、「人生儀礼」を著した書。

昭和28年以前の岡山のふだんの食事を分布図などにより解説し、その食材を使って料理を再現し写真に収めた。

天地万物の神々を信じ、特色ある氏神様が生まれ、神々と共に喜び、悲しみを頒ちあってきた。時代の変遷で急速に影を潜めつつある氏神様を記録に残す。

現代の人はストレスが病気の原因になりかねないと言われている。特定の祈願療法、置き薬や鍼・灸などの物理的療法など、様々な民間療法を紹介。

薬は西洋医学の薬、漢方薬、和薬とある。本書は和薬を植物性、動物性、鉱物性、その他の民間薬に分け、五十音順に並べた和薬の専門書。

諺から先人の生活の信条や拠り所としていたものを学ぶ。短い言葉の中の哲理。

祖先の食習俗や葬儀を振り返ることで、古いしきたりを新鮮に感じ取れる一冊。

私たちの庶民の暮らしの中の知恵を語る。岡山の民俗四方山話。

岡山の「民間伝承」として、古くから伝えられてきた、もろもろの習俗を取り上げて解明し、基礎文化や生活文化の歴史を究明。

私達の先祖が衣に対して持っていた、こまやかな心遣いとか、愛着を思い出し一時代前の衣生活を知る。

家の外で遊ぶ子どもがいなくなった。この本は戦中、戦後に子ども時代を過ごした著者と同年代の人たち、その親たちの歌ったうたと遊びを収録。

狐、狸、猫などの動物、天狗など想像的な怪物や人の怨念、怨霊に関する岡山県の怪談を収録。

昭和20年代以前に、庶民が日々とってきた食生活を紹介。